どーもこんにちはつい2時間程前にどこぞの風紀委員長さんに(無理矢理)委員会に入らされたです。 …なんかもう、私の人生誰かに操られてんじゃないかなーとか 思考を飛ばしてしまうくらいこっちに来てから踏んだり蹴ったりだと思うのは私の気のせいでしょーか。お姉ちゃんたすけて。 「あれ、さん?」 「おーツナ君。と−…?」 ちょっと現実逃避していたら後ろから声をかけられた。私が振り向くと、ツナ君とあと背の高い二人に会った。…どっかで見たようなー…。 「あぁ!雲雀くんに八つ当たりされた少年二人だ!」 ぽむっと手を打つと、んだと!と銀髪君が怒り、ツナ君が落ち着いて獄寺君…!と慌てて諌め、朗らかに黒髪くんは笑いながらその様子を見てた。(うわー、仲良いんだねぇ) 「あ、私は2年に転入した。君達の名前は?」 「山本武っス」 「……獄寺隼人だ」 「山本くんに獄寺くんね…うん。よろしくね」 呼び捨てで構わないからと言うとじゃあ先輩でと山本君とのほほんと会話してると、 横から獄寺君が会話に参入してきていつのまか山本君と口喧嘩になったから仲いいね。 と笑うと、こんなんのと一緒にするなと言われてしまった。うん、二人共仲いいよね。(喧嘩するほどなんとやら。だ) ついでにあの後の事も聞いて怪我大丈夫だった? とツナ君に尋ねると、どうにか…と明後日の方に視線を逸らされた。 …トラウマになるよねーあれは。とりあえず、犬に咬まれたと思って忘れなさいと助言しておいた。(それもなんか嫌かも) 「そういえば…なんでさんは応接室にいたんですか?」 ピシッ 「えっと、さん…?」 固まったに、も、もしかして聞いちゃいけなかったですかと不安そうにツナに問われ、気にしないでー…と疲れた様に笑う。 「えーとね、実は…」 風紀委員になっちゃいました。と続けようとした、ら。 ♪〜〜 突然私の携帯が鳴った。ひとまず3人にごめんと一言言って、着信先を見て………。 「…さん?」 「ふぇっ!?」 「えっと、出なくていいんですか?」 「え、あ−…うん。でるようんちょっと…うん。」 挙動不審なにツナが首を傾げる。 落ち着け自分。と軽く深呼吸して電話にでる。 「もしも『出るの遅いよ、』…」 あぁやっぱりこの声は…。 「…一つ聞いても?」 『何』 「なんっで雲雀くんが私の番号しってるのさーっ!」 つか私の携帯に勝手に登録されてるしっ。 いきなり私が大声を出したからかはたまた雲雀くんの名前を出したからか( 多分どっちもなんだろなー)ものすごく驚いた声をだされた。 『の資料を見たからね』 「…職権乱用(ぼそっ)」 『何かいった?』 「すみませんごめんなさいなんでもないです」 思わず謝ると、…まあいいけど。と言って明日応接室に来るようにと一方的に言って切られた。 「………(行かなきゃダメなのかなーあぁでも破ったら咬まれるだろうなぁ…)」 「…、さん?」 「うん何?」 「さっきの電話って…」 「…某最強風紀委員長から」 まさか…とツナ君の顔が引きつり、そのまさか。とは溜息をつきながら告げた。 「実はつい先程、(半強制的に)風紀委員になりました」 ツナ君の顔から血の気が引いていたのは気のせいじゃないと思う。(思いっきりトラウマになったんだね) 泣く泣く風紀委員になって翌日の放課後。 Aクラスの生徒全員が集まって大将選びを行った(ちなみに何故かツナ君になった(…そいや、やけに笹川君が燃えていたなぁ(それを佳奈枝に言ったら「いつものことよ」と返された。) そしてその後。とりあえず応接室に顔を出すと……捕まった。(誰にとは言わない) ぺたんぺたんぺたん 「……ねぇ、雲雀くん」 ぺたんぺたんぺたんぺたんぺたんぺたん 「何?」 ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたべたん 「いつまでやってればいいのコレ」 「全部だけど」 ぺたんっ 「じゃあ…っ、なんでこんなに溜め込んだんですかーっ!!」 目の前には大量の書類の束。これでも大分片付いた方だ。うぅっ、判を押す手が痛い…! 「しょうがないでしょ。事務系できる奴なんて風紀にはいないんだから」 「………それについては否定は(余りしたくないけど)しませんが」 「敬語になってるよ」 「あ、ごめん。…けど本当になんでこんなに……ん?」 ぼやきながら視線は上げずに本を読んでいる真向かいの人物に話しかける。 「体育祭時…の巡回?」 丁度、次に押すのが風紀の活動予定でそんな単語が目に入った。ぽつりと呟くと、あぁそれね。と彼が興味なさげに言うのが聞こえた。 …初めて雲雀恭弥と話した時もそうだったけど、皆が言うほど怖くないんじゃないかなーと思う。…多分。 (あん時は凄かった…(あの後戻ると、私が無事な姿なのでクラスの皆に奇跡だ!とか言われた。(で、その後ヒバリがいかに恐ろしいかとくと語られた) 今も普通に話してるし。(トンファーたまに出てくるけど) 「巡回なんてするの?」 「まあね。こういう行事は物を取られやすいから」 「へぇ…」 「当日はも見回りするから」 「へぇ…って私も!?」 驚いて顔を上げると当たり前でしょと返された。 「…えーと、私、競技参加するよ?」 しかも借り物競争。(いつの間にかなってた) 「知ってる。だからその後行くから」 「(確定済み!?つかなんで知ってんだこの人!)…わかったわよ」 はぁっと溜息をつく。ちくしょー当日は佳奈枝とだべりつつ一緒にツナ君達応援しよーと思ってたのに……。 ぺたんっと最後の書類に判を押す。終わったよと告げると、そこらへんに置いといてと言われたので机の上に置くことにした。 あー、もう夕方じゃんか。…特売に間に合うかな。 「今日はこれで終わり?」 「今日の分はね」 「(今日のはって…)」 つまり明日も似た様な事をやるのかとちょっとだけ遠い目をしてしまった。 朝が来ていつもの様に学校へ行き、香奈枝と今日の宿題やったか等のたわいもない会話をし、 授業が始まって2,3時間目に唐突に雲雀くんがやってきて応接室へ連行されたり(皆が同情の目で見送ってくれた。嬉しくもないけど)、 放課後までずっと判子押しや、遅刻者のチェック、その書類をまとめたりという作業をしたり。…何のために学校来てるのかなぁ私(普通は勉強する為だよね?) …まぁ、思ったより風紀委員の人達は優しいということが分かったからいっか。人は見かけによらないものだと実感した。(草壁君とかね) それでも慣れてしまえば結構楽しいし、あっという間に日が過ぎた。 今日も似た様な事をして、私が帰る仕度をしてると、どうやら雲雀も帰るらしく(つか私が終わらなかったからか…明日は体育祭で結構溜まってたから)早くしろと無言の圧力をかけてきた。 「…そういえば、雲雀くんは体育祭なんか参加するの?」 人気のない廊下を歩きながら前を行く雲雀に聞いてみた。 「僕がわざわざ群れてる中に入ると思う?」 「…さいですね」 聞いた私が馬鹿だった。そーだよこの人はむしろ群れてる集団片っ端からのしていくような人だ。 「それじゃあ雲雀くん、また明日」 「…あぁ、」 「んー?」 「明日お弁当作ってきて」 「………………はい?」 それだけ言うと雲雀はさっさとバイクに乗って行ってしまった。 ……えーと。作ってきてってことは雲雀くんのも作るのか私…? ……………………………………なんで? 修正日 08/10/4 |